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病気や感染症の予防について
犬や猫が行うべき予防の種類は、大きく分けると「混合ワクチン」「狂犬病予防」「フィラリア予防」「ノミ・ダニ予防」の4つがあります。以前はそれぞれ別に注射を打つ必要がありましたが、今は1粒食べればすべて予防できる錠剤があります。ただし、予防する対象を自分で選びたいという飼い主様もいらっしゃるかと思いますので、当院では個別のワクチン接種も実施しています。
混合ワクチン接種
犬
予防できる感染症 | 5種混合 | 7種混合 | 8種混合 | 9種混合 |
---|---|---|---|---|
犬ジステンパーウィルス感染症 | ● | ● | ● | ● |
犬パルボウィルス感染症 | ● | ● | ● | ● |
犬伝染性肝炎 | ● | ● | ● | ● |
犬アデノウィルス2型感染症 | ● | ● | ● | ● |
犬パラインフルエンザウィルス感染症 | ● | ● | ● | ● |
犬レプトスピラ病カニコーラ型 | ● | ● | ● | |
犬レプトスピラ病黄疸出血型 | ● | ● | ● | |
犬コロナウィルス感染症 | ● | ● | ||
犬レプストピラ病ヘブドマディス型 | ● |
種類
犬ジステンパーウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬レプトスピラ病カニコーラ型、犬レプトスピラ病黄疸出血型、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ病ヘブドマディス型
(5種混合、7種混合、8種混合、9種混合の中からお選びいただけます)
時期
- 生後6~8週目 1回目
- さらに3~4週間後 2回目
- さらに3~4週間後 3回目
- 成犬 毎年1回
猫
予防できる感染症 | 3種混合 | 4種混合 | 5種混合 | 7種混合※ |
---|---|---|---|---|
猫ウィルス性鼻気管炎 | ● | ● | ● | ● |
猫カリシウィルス感染症 | ● | ● | ● | ● |
猫汎白血球減少症 | ● | ● | ● | ● |
猫白血球ウィルス感染症 | ● | ● | ● | |
クラミジア感染症 | ● | ● |
※7種混合ワクチン・・・猫カリシウィルスには多くのタイプがあり、3種・4種混合ワクチンでは1つのタイプのカリシウィルスの予防しかできませんでしたが、7種混合ワクチンでは3タイプのカリシウィルスを予防することができます。
種類
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫白血球ウイルス感染症、クラミジア感染症
時期
- 生後2~3ヶ月 1回目の混合ワクチン
- 1回目のワクチン接種後2~4週間後 2回目の混合ワクチン
- 成猫 毎年1回又は半年に1回
ワクチンの副作用について
ワクチンを接種すると、1万5000分の1と非常に低い確率ですが、ワクチンアレルギーが出ることがあります。その際、場合によってはアナフィラキシーショックによって呼吸困難に陥ってしまうこともあります。大きな副作用はワクチンを接種してから15分〜30分後くらいに発生しますので、よく様子を観察してあげてください。
(ワクチンは副作用があったとしても、病気を予防できるメリットの方が十分に大きいため、きちんとワクチン接種を受けるようにしましょう)
フィラリア予防
フィラリアとは
フィラリアとは細長い線虫のことで、心臓や肺動脈に寄生して、循環器障害、呼吸器障害、腎臓疾患などを引き起こします。無症状のうちに病気が進行していき、発見できた時には既に手遅れで死に至るということもありますので、必ず予防しておきましょう。
こんな症状ありませんか?
以下に当てはまる場合は、フィラリアに感染している可能性があります。
- 何かが詰まったような咳をする
- ゼーゼーと肺から音を出す
- 体重が落ちてきた
- 疲れやすくなった
- 運動しなくなった
- 貧血気味
- お腹周りが膨らんできた
- 失神することがある
フィラリアの感染経路は?
フィラリアに感染している犬の血液を吸った蚊が他の犬を刺すことにより感染します。
成虫になったフィラリアはたくさんのフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)を生みます。
このミクロフィラリアを吸血した蚊がまた他の犬を刺すことにより、フィラリアは広がって行く事になります。
つまり、感染している犬がいる限りフィラリア症は無くならないのです。
フィラリアの予防方法
フィラリア予防にはいくつか種類がありますが、最も簡単なのが飲み薬です。5月から11月の期間、毎月1回飲むだけで効き目があります。蚊に刺されるのを完全に防ぐのは不可能ですので、大切なペットを守るためにも必ず予防を続けていくようにしましょう。
健康診断について
人間と同じように、ペットも病気を早期発見することができれば、命を助けられる可能性が大幅に上がります。また、治療の期間や費用も抑えることに繋がります。
特に肺がんに関しては、致死率が高い一方で、自覚症状がなく飼い主様が見ても気づかないことがほとんどですので、健康診断がほぼ唯一の早期発見のための手段となります。所要時間はおよそ30分程度しかかかりません。また、結果はその日のうちにすぐわかります。大切なペットを守るために、必ず定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
Aコース | 触診、視診、耳の検査、血液検査、レントゲン検査 |
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Bコース | Aコースの内容+内視鏡 |